第1ラウンドが行われ、石川遼は74と出遅れた。悪天候のため30人以上が競技を終えられなかった。岩田寛は5ホールを残している。

 63をマークしたトレイ・マリナックス(米国)が回り終えた中でトップとなった。

 石川は11ホールを終えた時点で3アンダーまで伸ばしたが、そこから大きく崩れた。痛恨だったのはパー5の5番だ。ドライバーショットを池に入れ、ドロップしての3打目はヤシの木の間のラフへ。続くショットが木に当たってまた池に入るなど乱れ、痛恨の「9」をたたいた。

 「1ホールだけ良くなかった。アイアンはそんなに悪くない」と語ったが、表情には悔しさものぞく。前戦の最終ラウンドも81をたたくなど不安定さが大きな課題だ。予選通過が厳しくなるスタートに「自分のできる良いショットを打っていくだけ。ベストを尽くす」と自らを奮い立たせた。