女子ゴルファー日本一を決める第42回日本女子オープン選手権は1日から4日間、千葉県の我孫子GC(6559ヤード、パー72)で行われる。米ツアー初優勝を果たした宮里藍ら米ツアー参戦組と、諸見里しのぶら日本ツアーで活躍する勢いのある若手との、白熱した優勝争いが期待される。

 コースにはフェアウエー、グリーン周りともに多数のバンカーが配されている。ラフも深く、ショットの正確性がスコアに大きく影響しそうだ。

 優勝候補の宮里藍は7月のエビアン・マスターズを制したのを含め、米ツアーで7試合連続で10位以内に入っている。持ち前のショットの精度に加え、パットも向上しており、2005年以来2度目の大会制覇を狙う。

 上田桃子は米ツアーから一時帰国した8月の日本ツアーで優勝。19歳の宮里美香は本格参戦1年目の米ツアーで来季のシード権を確実にした。ともに初優勝を目指す。

 迎え撃つ日本ツアー組では今季6勝し、賞金ランキング1位の諸見里が好調。プレー全体が安定しており、2年ぶり2度目の優勝とともに、国内4大大会3連勝を狙う。今季4勝で賞金ランキング2位の横峯さくら、前週に4勝目を挙げた有村智恵も波に乗れば初の頂点を狙える力がある。

 このほか、不動裕理や今年の全米女子オープン選手権を制した池恩憙(韓国)も上位に絡んできそうだ。(共同)