<女子ゴルフ:フンドーキンレディース>◇2日目◇12日◇福岡CC和白C(6384ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
4年ぶりの復活Vへ、プロ6年目の原江里菜(24=フリー)が2打差3位で最終日を迎える。この日は4バーディー、1ボギーの69をマーク。08年のツアー優勝から一転、10、11年は2年連続賞金シード落ち。プロ野球で通算2000安打を達成した日本ハム稲葉篤紀外野手(39)の助言を胸に、スランプ完全脱出となる2勝目を目指す。通算5アンダーの首位には朴仁妃(23)フォン・シャンシャン(22)が並んだ。
要所で素振りを繰り返し、原が首位に接近した。2番パー3(153ヤード)。7番アイアンでピン1メートルにつけ、初バーディー。11番パー5で残り45ヤードの第3打がピンに当たって、2メートルにつく幸運も生かし、69をマーク。首位と2打差3位に浮上した。「自分の持ち球のドローをしっかり打てている」と笑みを浮かべた。
プロ転向2年目の08年NEC軽井沢72でツアー初優勝を飾った。東北高で宮里藍の後輩、有村智恵の同期生という有望株は、順風満帆のスタートがウソのように10、11年にシード落ち。スイングを崩した。スランプにはまった。周囲から「考えすぎだ」と何度も言われたが、同じマネジメント事務所の日本ハム稲葉は違った。「考えないで、一流になった人はいない」-。2年前の金言を胸に、昨年7月からコーチをつけ、スイング作りを徹底。ラウンド中の素振りを増やし、今季ツアー出場9戦で10位内3回と光が見えてきた。
首位と2打差で迎える最終日は昨年10月森永製菓ウイダーレディス以来。当時は13位。「スイングの状態はあの時よりいいです」。4年ぶり2勝目へ。完全復活の準備は整った。【加藤裕一】
◆原江里菜(はら・えりな)1987年(昭62)11月7日、愛知県生まれ。ゴルフは9歳から。東北高3年の05年日本ジュニア(15-17歳)東北福祉大1年の06年日本女子学生優勝。07年1月にトーナメント・プレーヤーズ・ディビジョン(TPD)登録でプロ転向し、同年賞金ランク19位で初シード。164センチ、60キロ。

