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為末がタイ合宿出発、ヨガに初挑戦

ヨガのポーズをとる為末(右)とインストラクターの河野さん
ヨガのポーズをとる為末(右)とインストラクターの河野さん

 01、05年陸上世界選手権400メートル障害銅メダリストの為末大(29=APF)が、ヨガに初挑戦する。9日、タイ合宿に出発。ヨガの先生を務める河野沙香さん(23)を同行させ、毎朝約30分、体を柔らかくし、リラックス法などの習得に努める。現役最後と覚悟する北京五輪へ向け、強力な援軍になるかも知れない。

 成田空港に到着した為末は、謎の美女を同伴して現れた。その正体は、ヨガのインストラクターだった。「実は毎朝、ヨガのレッスンをします。人生で初めてです」。約10日間のタイ合宿で毎朝7時半から、同行する選手3人、タイを拠点にする所属先のAPFの社員らとともに、新たな練習に着手する。

 「走りまくって、体が硬くなる。柔軟性を保ちながら(体の)感覚を目覚めさせるんです。日本に戻ってきてからも、やる可能性はありますね」。空港までの道程で簡単なレクチャーを受け、ヨガのマットも積み込むなど準備は万全だ。

 元陸上選手だった河野さんが、法大の後輩というつてで、教えを請うことになった。呼吸法を学ぶことで、過緊張する筋肉をリラックスさせたり、関節の可動域を広げることができる。早速、その場で両手を合わせた河野さんは「こうすると、右脳と左脳が落ち着くんです」と解説。為末が体験するアシュタンガ・ヨガには8つの教えがあり、最終段階で悟りの境地が待っているという。

 「禅に近いですね」と為末は、ウエートトレーニングにも力を入れる。タイは気温30度を下らないため、スクワットやスナッチなど、関節に負担のかかる練習をこなしやすいメリットがある。北京五輪で引退するプランがあり「ボクサーが引退をかける気持ちが分かる。最後だから無理ができる」と為末。硬軟織り交ぜつつ、ラストイヤーを突っ走る。【佐々木一郎】

[2008年1月10日9時24分 紙面から]

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