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杉山覚悟決めた今季限り/全豪テニス
- 女子シングルス3回戦 バイディソバに敗れた杉山愛(AP=共同)
<テニス:全豪オープン>◇5日目◇18日◇オーストラリア・メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男女シングルス3回戦ほか
【メルボルン=吉松忠弘】日本のエース杉山愛(32=ワコール)が、今季を最後とする覚悟を決めた。シングルスで世界12位のバイディソバ(18)に、ダブルスでウィリアムズ姉妹に敗れた後「全豪はこれが最後のつもり」と明かした。まず最大目標の北京五輪に出るため、出場権が懸かる6月9日の世界ランクまで、過去にない過密日程を組み完全燃焼する。杉山が単複に敗れ、日本選手は姿を消した。
昨年の全豪で、ぼんやりと描いた幕の引き方が、1年たって、はっきりと見えた。「これが最後の全豪?」という問いに、杉山は「そのつもり」と答えた。「どうなるか分からないけど」と付け加えたが、今季が最後という覚悟を決め、挑んだ全豪だった。
シングルス後、コーチの母芙沙子さん(58)に「これが最後の全豪かと思うと涙が出そうだった」と打ち明けた。00年に4大大会のシングルスで初めて8強に入った思い出の大会だ。ダブルスは、惜しくも全豪だけタイトルがなかった。今年こそと挑んだが、ウィリアムズ姉妹に敗れた。
この数年は、毎年「1年ごとのつもり」で戦ってきた。年頭に最後と覚悟を決めて挑んだ年はない。昨年後半には、芙沙子さんも「来年までもたないかと思った」ほど、スランプに落ち込んだ。それを乗り越え、この全豪では6年ぶりの3回戦進出。「(今季の)先が見えてきた」と手応えをつかんだ。
覚悟の証しは、その日程だ。北京五輪を中心に据えたスケジュールを組み、過去最多の出場数を予定している。今大会後に予定しているアントワープからウィンブルドンまで19週間。空いているのは、わずか3週間ほどだ。「とにかく北京を目指して出まくる」。日本のエースが、テニス人生のすべてを今季に懸ける。
[2008年1月19日9時19分 紙面から]
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