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三洋無傷の14連勝/ラグビー

後半35分、東芝SO広瀬(左)を振り切りトライを決める三洋電機WTB北川
後半35分、東芝SO広瀬(左)を振り切りトライを決める三洋電機WTB北川

<ラグビー:トップリーグプレーオフ・マイクロソフト杯>◇1回戦◇17日◇東京・秩父宮ラグビー場

 リーグ戦1位通過の三洋電機がノーサイドまで残りワンプレーの劇的逆転で東芝を破り、初Vに王手をかけた。18-21で迎えた後半40分、元ニュージーランド代表のSOトニー・ブラウン(33)が左隅に執念のトライを奪った。リーグ戦から無傷の14連勝。24日の決勝では95年度全国社会人大会以来の全国タイトルを懸けて、トヨタ自動車に33-10で快勝したサントリーと対戦する。

 三洋電機は途中出場のFB吉田が相手ゴールライン直前の左隅にボールを持ち込みラックにした。その時、後半40分を知らせるホーンが鳴った。もうワンプレーしかない。直後、タッチラインから右に1メートルしかない狭いスペースにブラウンが頭から突っ込み、ライン上にトライ。ブラウンは「トーナメントは一番強いチームが勝つわけではない。激しい試合をしたチームが勝つ」と胸を張った。

 宮本監督は感極まった表情で「集中力が上回った紙一重の差ですよ」と言った。主将のCTB榎本は涙が止まらなかった。「最後まであきらめず、強い気持ちで臨んだことが勝利につながった」。リーグ戦で完封勝ちした東芝に苦戦した。後半29分にはSH田中のパスがインターセプトされ、相手SO広瀬に独走トライを許して8点差をつけられた。うなだれる田中に「顔を上げろ。まだ終わっていないぞ」と声を掛けた。

 決勝の相手は95年度全国社会人大会決勝で引き分けたサントリーだ。その時はロスタイムで追いつかれ、トライ数で日本選手権出場を逃した。宮本監督は「うちは今までロスタイムでやられてきたのに…。女神さんが降りてきた」と笑った。全勝Vで因縁の相手に決着をつける。【三角和男】

[2008年2月18日9時36分 紙面から]

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