ドジャースのように敗退してしまうのか。この朝、ナ・リーグ優勝決定シリーズでド軍がブルワーズの前に4連敗。ワールドシリーズへ進めなかった。昨年のこの時期、ド軍は同じブ軍をスイープし、ワールドシリーズに進出。25年の阪神も今年と同じDeNAを相手にCSファイナルで3連勝を決め、日本シリーズに進んだのである。
その様子がシンクロしていると昨年は一部で話題になったが、今年は敗戦という意味で似ているかもしれない。阪神もきょう17日に負ければ、CSでの敗退が決まる。いよいよ土俵際に追い詰められた。
とにかく試合にならない。佐藤輝明、森下翔太を欠く打線は迫力が皆無。大物打ち2人がいないのはそれだけに止まらない。長打があるのは大山悠輔だけという状況になればマークもきつくなる。さらに前川右京まで死球で戦列を離れてしまった。毎日、選手が消えていくのだ。
3試合とも得点が入らない。日本シリーズを含めたポストシーズンでこの状況になったのは史上初とか。球団史上で“ワースト”というのもただ事ではない。起爆剤で1番に起用した立石正広も不発だった。
ハッキリ言って、どうしようもない状況かも。そんな中、こういうのも大事なのでは…と思ったのが9回に登板したベテラン岩崎優の様子である。戸柱恭孝に88キロの緩いカーブを投げるなど翻弄(ほんろう)。この回を3者凡退に切った。
これで自身が持つポストシーズン登板最多記録を「16試合」に伸ばした岩崎は「また、明日、やるだけです」と言葉少なだった。捕手の梅野隆太郎も「まあ、ああいうのもね」とポツリ。敗戦に気勢は上がらないけれど、そんな平常心のようなものも大事なのではないか、と思うのだ。
今季、甲子園で3試合で3連敗を喫したのは5月の日本ハム戦だけ。それがここに来て、DeNAに3連敗だ。もちろん“飛車角落ち”という要素があるのだが「甲子園で負け続けることはなかった」という事実を思い出してほしい。
17日はデーゲーム。阪神は今季、昼の試合に強かった。34試合で23勝10敗1分け、勝率6割9分7厘である。状況は違うけれど、そんな、いい数字もあるのだ。ここは選手個々人が落ち着き、自分のやるべきことをしっかりやる。それしかないと思う。(敬称略)




