札幌市内の札幌大谷高では24日、パブリックビューイング(PV)が行われ、甲子園初出場初勝利に沸いた。学校は春休み期間中ながら、約200人の生徒やOBらが集まり、体育館のステージに設置された大型スクリーンに向かって声をからした。

冒頭からボルテージは最高潮。1回裏、北本が先頭打者本塁打を放つと、スクールカラーのオレンジのスティックバルーンをパンパンと鳴らし大歓声が上がった。北本のクラスメートで女子バレーボール部の森脇千尋さん(3年)は「いつもと顔つきが違っていた。格好良かった」と話した。

札幌大谷は現地に吹奏楽局の生徒ら200人以上の応援団を送り出し、寄付金もこの日までに4000万円を超え当初目標を上回った。種市政己校長(61)は「感謝の気持ちでいっぱいです。次戦(29日)もPVを開催します」と話した。

◆神宮大会V校の勝利 昨秋の明治神宮大会を制した札幌大谷が勝利。神宮大会V校の初戦突破は10年大垣日大から10年連続。

◆先頭打者本塁打 札幌大谷・北本が初回裏に放った。裏の先頭打者本塁打は昨年の小松勇輝(東海大相模)が日本航空石川戦で記録して以来7本目(表は13本)。