近江（滋賀）のエース山田陽翔（はると、3年）が満塁アーチを放った。 2－1の7回2死満塁で、左翼スタンドへ本塁打。

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近江のエース山田が自ら満塁本塁打を放った。エースで4番の満塁本塁打は、77年見形仁一（宇都宮学園）83年津野浩（高知商）89年吉岡雄二（帝京）に次ぎ、33年ぶり4人目。4人の中で主将も兼ねているのは山田だけだ。

投げては甲子園通算10勝を達成した。48年の学制改革後、甲子園10勝は15年の平沼翔太（敦賀気比）以来13人目。過去12人のうち佃正樹（広島商－法大－三菱重工広島）を除く11人はプロ入りしている。大会前まで滋賀県勢の甲子園春夏通算勝利は、全国47都道府県で38位の61勝だった。勝利の少なかった滋賀県から初めて10勝投手が誕生した。【織田健途】