岩手決勝では、盛岡中央が花巻東を延長10回タイブレークの末に7-3で破り、16年ぶり4度目の秋の頂点に輝いた。
花巻東の県内公式戦連勝を27で止めた。3位決定戦では、久慈が盛岡誠桜に勝利し2年ぶりに秋の東北大会進出を決めた。福島では準決勝が行われ、光南がいわき湯本との公立勢対決を制し、3年ぶりの東北大会出場を決めた。来春センバツ出場の参考資料となる秋季東北大会は、10月12日に宮城県で開幕する。
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執念で勝ち取った頂点の喜びをかみしめ、盛岡中央ナインは秋の空に人さし指をかざした。9回に同点とされ、迎えた延長10回タイブレーク。主将の竹林智輝捕手(2年)が犠打を決め、1死二、三塁の好機を作った。ここで3番高橋信人内野手(2年)が直球を捉えて右翼に運び、2人をホームに迎え入れた。この回、大量4点を勝ち越し。その裏を2番手・佐藤康敬投手(2年)が守り切った。歓喜に沸くナインを見つめ、奥玉真大監督(52)は「幸せだな」と、感慨に浸った。
今夏は開幕カードで盛岡三に1-7で初戦敗退。戦力的には自信があっただけに指揮官は「子どもたちに過度なプレッシャーを与えすぎたのかもしれません」と、今でも悔しさは忘れていない。岩手で一番最初に始動することになった新チーム。だが、高橋信は「悔しいという気持ちもちろんありましたけど、秋の県大会まで一番長く練習できる」とプラスに切り替えた。
何かを一新したわけではない。奥玉監督は「自立している」と評するナインらに「今までやってきたことを徹しよう」と伝え、バッテリー、野手、各ポジションコーチの支えを受けながら日々鍛錬を積み重ねた。練習試合も30試合ほど経験。その全てが「自信になっていった」と、この日の勝負強さ、結果で示した。
岩手の4季連続王者だった花巻東を破りつかんだ、優勝。「第1代表としての誇りは持ちたいですが、まだ何も決まったわけじゃない。自分たちの野球が出せるように調整をしていきたい」と高橋信。99年夏以来の聖地、初のセンバツ出場をつかむため、力を蓄えていく。【高橋香奈】

