第80回国民スポーツ大会(青森)高校野球競技硬式の部が3日、弘前市内で開幕し、昨年に続き「7イニング制」で行われた。ドラフトの上位候補に挙げられる横浜の最速157キロ右腕、織田翔希投手(3年)は、今夏、甲子園準決勝で敗れた智弁和歌山と対戦し完投勝利でリベンジ。夏準優勝の健大高崎(群馬)、天理(奈良)、花巻東(岩手)も準決勝に駒を進めた。

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この夏の甲子園で、初の8強入り決め“旋風”を巻き起こした有明(熊本)が、花巻東(岩手)に完封負けを喫した。主将の実田聡志内野手(3年)は「先制点にこだわっていたんですが、花巻東は泥臭く1点ずつ積み重ねて、本当強い相手だなと思いました」と、脱帽した。

花巻東の2投手の前にわずか4安打と封じ込められた。「真っすぐに力があって変化球にもキレがある。チャンスで1本打てなかった」と、悔やみながらも「でも自分たちの今できる精いっぱいの力を出して頑張りました。熊本の皆さんも、まだ苦しい状況が続いていると思いますが、頑張ってほしいと思います」と、熊本地震からの復興に思いを寄せた。

夏の甲子園が終わり8月下旬、野球部の3年生22人で、熊本県宇城市の被災地へボランティアに向かった。2班に分かれ、家を掃除したり、がれきの撤去の作業に従事した。「自分は家の片付けを手伝いました。たんすが倒れていたり。想像以上にひどかった。自分たちが少しでも力になれたらなと思いました」。目の当たりにした震災の爪痕。それでも、被災された方々は「甲子園、見ていたよ」「頑張ったね」「元気が出たよ」と笑顔で声をかけてくれた。「頑張ってよかったと思いました。僕らも勇気をもらった」。優勝はできなかった。それでも、人々の心に残した「笑顔」と「元気」を胸に、選手たちは新たな道へ歩き出す。

【国スポ】横浜が智弁和歌山に夏のリベンジ果たし4強 健大高崎、天理、花巻東も勝利/詳細