ドラフトの上位候補に挙げられる横浜(神奈川)の最速157キロ右腕、織田翔希投手(3年)の高校野球が終わった。延長8回タイブレーク1死二、三塁から3番手としてマウンドへ。2/3回を投げ2安打1失点。この回3点を勝ち越され、甲子園準々決勝で勝利した花巻東(岩手)に逆転負けを喫した。天理(奈良)は健大高崎(群馬)に9安打9得点で快勝。花巻東とともに、初優勝を目指す。

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1年春の公式戦デビューから、注目を浴び続けてきた織田の高校野球が終わりを告げた。「あらためてこのチームで野球ができたことがうれしかったです」。すがすがしく笑った。

前日の智弁和歌山戦では7回完投で130球を投げきった。それでもチームのためなら腕を振る。5回からブルペンで肩を作ると、2-2で迎えた延長8回タイブレーク、1死二、三塁から救援登板。この日の最速151キロを投げ込んだが、変化球を捉えられ3点を勝ち越された。織田は「自分のミスです」と、潔かった。「優勝して終わって“やり切った”と言いたかったですが、こうなってしまった以上、何も変えることはできない。全てにおいてやり切りました」。チームメートとともに国民スポーツ大会まで戦えたことに、胸を張った。

すでにプロ志望届を提出している織田は、進路を国内か、メジャーか、どちらに決めるのか。「まだ何も…です」と言及はしなかったが、決断は迫られている。日本高野連の規定では「国民スポーツ大会に出場するチームは同大会終了する翌日以降まで交渉を持つことはできない」と明記されており、国スポ全日程終了翌日の7日から面談を希望する球団と会うことができる。「18歳、高校3年生として考えてみると、自分の将来のためにこんなに考える時間はないと思う。濃い時間、いやそれ以上。しっかりと決断したい、というのが今の状況」と、一生を決める時間を、大切に刻む。その先には明るい未来を描いている。【保坂淑子】

【国スポ】花巻東が横浜・織田を打ち崩し決勝進出 第1試合は天理が健大高崎破る/詳細