今夏日本一の智弁和歌山(和歌山2位)が奈良大付(奈良1位)に快勝し、準々決勝進出を決めた。
夏の甲子園Vに貢献した主力2人が、この日も躍動した。初回、リードオフマン長友悠成外野手(2年)が死球で出塁。盗塁、タッチアップと足を生かして1死三塁とすると、主将・井本陽太内野手(2年)が左前適時打を放ち先制。2-0の5回には、1死二塁から長友が左翼への大きな当たりを放つと、俊足を飛ばして一気にホームイン。「かえれると思ってなかったんですけど、ランナーコーチャーが思い切り手振ってくれたんで、それ信じて走りました」。通算16本塁打目は初のランニング本塁打となり「気持ち良かったです」と笑顔。中谷仁監督(47)も「足早いですね。いい走塁だったと思います。智弁(出身)でいうと、(日本ハム)細川凌平と良い勝負できるんじゃないかな」とたたえた。」
7回は再び井本が左前適時打。最終回にも長友が左前打、井本が左翼への適時三塁打で一挙6得点。この日長友は2安打2四死球の4出塁、2打点で「自分は出塁して、次のバッターにチャンスでつなげるっていう役割。それが今日出来て良かったです」。井本は3安打がすべて適時打、4打点で「もう打席立ってる時に打てるって思ったんで、何も考えずにいった結果。自分の役割がしっかり徹底できて、チームに貢献できたところはすごく良かった」。それぞれが役割を果たし、結果でチームを引っ張った。
今夏甲子園では下級生だった2人は、経験豊富な最上級生としての自覚も強い。長友は「前と違って先輩がカバーしてくれるよりかは、自分がカバーする側っていう立場」とプレー、行動で、後輩や新チームから試合に出始めた仲間の先頭に立つ。井本も「自分と長友でどんどん引っ張っていって、みんなに良い影響を与えられるように」と主将としても引き続き大きな存在感をみせる。
来春センバツの出場権獲得へ、勝負となる次は25日の準々決勝で京都国際(京都1位)と対戦する。

