北北海道

＜北北海道ランキング＞

　駒大岩見沢が４４ポイント（Ｐ）でトップ。昨年、南北海道から北北海道に“移転”即優勝。昨秋も優勝しセンバツ出場と、今夏も優勝候補の筆頭だ。２位は同じく２４勝をマークした白樺学園。秋１６強、春８強で駒大岩見沢と２強を形成しそうだ。強豪が集まる旭川勢は４位に旭川大高と旭川工、７位に旭川龍谷、旭川北、旭川実の３校が入った。駒大岩見沢を倒せるかが旭川勢のポイントになろう。

※ポイントの出し方＝過去５年間の夏の地方大会勝利数に、昨秋、今春の県大会の成績をポイント化して加える。秋春ともに優勝（１０）準優勝（８）４強（５）８強（２）１６強（１）で換算。なおセンバツ出場校には春の成績に関わらず一律１０ポイントを加えた。

＜小関順二の注目選手＞

　駒大岩見沢には昨年夏の甲子園経験者、及川雄貴（遊撃手）がいる。初戦の帝京戦、先制二塁打をセンター左に運ぶなど、大敗した中で１人気を吐いた姿はいまだ記憶に新しい。投手では、旭川実の左腕・鈴木佑門、岩見沢農の高橋雄城、白樺学園の宮浦泰史の３人が１４０キロに迫るストレートを前面に押し立てたピッチングで目を引く存在。

　鈴木は変化球も多彩で、カーブ、スライダー、チェンジアップを操り、激戦区を戦える態勢が整っている。宮浦も１７４センチと上背はないがカーブ、スライダーにキレがあり、春の全道大会では岩見沢農の高橋と投げ合って接戦を制すなど好調を持続している。（スポーツライター）