センバツ高校野球(3月23日、甲子園)に向け、16日から静岡・浜松で合宿を行っていた北海(北海道)が21日、新千歳空港着の航空機で帰道した。屋外での練習は昨年11月下旬以来だったが、平川敦監督(39)は「天候も良く、予定通りの練習ができました。選手たちもいい動きも見せていました」と手応えをつかみ、表情も明るかった。

 参加した2年生28人、1年生6人は、17日から1日8時間、守備、打撃、走塁など基本練習をみっちりと行った。19日から3日間は紅白戦を行い、実戦勘を取り戻した。主将の西尾匡人外野手(2年)は「暖かいところでたっぷり練習できました。これからも甲子園までに残された時間を大切に使いたい」と気持ちを引き締めていた。

 今日22日には、18人の甲子園メンバーが発表される。3月8日から練習試合が解禁となり、9日には春夏各5度甲子園出場の中京(岐阜)と2試合を行う。その後も岐阜一(岐阜)東洋大姫路(兵庫)大院大高(大阪)洛南(京都)と7試合が組まれている。【中尾猛】