静岡 地区データ
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順位 | P | 学校名 | 過去5年 | 07秋 | 08春 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 35 | 常葉菊川 | 15勝4敗 | 優勝 | センバツ |
2 | 31 | 東海大翔洋 | 18勝4敗 | 準優勝 | 4強 |
3 | 28 | 常葉橘 | 13勝5敗 | 4強 | 優勝 |
4 | 24 | 静岡商 | 24勝4敗 | - | - |
5 | 21 | 静岡 | 17勝4敗 | 8強 | 8強 |
6 | 19 | 静清工 | 16勝4敗 | 8強 | 16強 |
7 | 16 | 島田商 | 11勝5敗 | 4強 | - |
7 | 16 | 韮山 | 10勝5敗 | 16強 | 4強 |
7 | 16 | 富士宮西 | 14勝5敗 | 16強 | 16強 |
10 | 15 | 浜名 | 15勝5敗 | - | - |
10 | 15 | 富士宮北 | 15勝5敗 | - | - |
12 | 13 | 掛川西 | 12勝5敗 | - | 16強 |
12 | 13 | 興誠 | 4勝5敗 | 16強 | 準優勝 |
14 | 12 | 静岡東 | 11勝5敗 | 16強 | - |
14 | 12 | 日大三島 | 10勝5敗 | 8強 | - |
14 | 12 | 飛龍 | 11勝5敗 | 16強 | - |
<静岡のランキング>
昨年センバツで全国制覇を達成した常葉菊川が35ポイント(P)でトップ。15勝4敗で昨秋優勝、東海大会、神宮大会も制した。センバツでは結果が出せず、その後、不祥事が発覚し監督の謹慎処分などでチームは揺れたが、実力的には県内はもちろん全国でもトップクラスであるのは間違いない。2位には31Pで東海大翔洋、3位には常葉橘が入った。常葉橘は同系列の常葉菊川に強烈な対抗意識があり、昨秋東海大会でのコールド負けの屈辱を今春県大会でのコールド勝ちで晴らした。その勢いで春の東海大会も制覇。夏の大会は常葉コンビと東海大翔洋の私立3強の争いになりそうだ。4位には過去5年で最高の24勝を挙げた静岡商が入った。一昨年夏に32年ぶりに復活V。昨夏も決勝で常葉菊川と接戦を演じ、完全に古豪復活を果たした。公立の雄として私立3強に挑む。5位は古豪・静岡。有力選手が多数いながら近年は結果が出ていないもどかしさがある。これまで県西部地区の2強を成していた掛川西、浜松商は近年低迷が目立つ。浜松商はランク外、掛川西は12位だった。
※ポイントの出し方=過去5年間の夏の地方大会勝利数に、昨秋、今春の県大会の成績をポイント化して加える。秋春ともに優勝(10)準優勝(8)4強(5)8強(2)16強(1)で換算。なおセンバツ出場校には春の成績に関わらず一律10ポイントを加えた。
<小関順二の注目選手>
セクハラ事件がチームの勢いにブレーキをかけたが、選手の個人技が最も際立っているのが常葉菊川であることに変わりはない。戸狩聡希投手、酒井崇裕遊撃手、伊藤真悟外野手、中川雅也外野手は、スカウトがその一挙手一投足に目を配るドラフト候補。春の県大会準決勝で常葉橘に3−15でコールド負けした屈辱は、夏に“のし”をつけて返すしかない。その常葉橘は庄司隼人投手、川口雄佑遊撃手兼投手という2年生の逸材がチームを支える。庄司は投手だが、打者としてのほうが魅力を感じる。際立っているのがバット操作の柔らかさ。東海大会初戦の対上野戦では3打数3安打、1本塁打の猛打賞でスタンドに陣取るスカウトをあっと言わせた。興誠の高井宏晃、柳将貴両外野手は走攻守3拍子揃ったプレースタイルに注目が集まる。とくに1番高井の俊足は東海地区屈指の迫力。さらに、最速144キロを誇る江越裕樹も控え、台風の目になるのは案外このチームかもしれない。(スポーツライター)
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