奈良 優勝記事
天理・西浦17安打で3年ぶりV/奈良大会
- 1回裏、右前に同点となる適時打を放つ西浦(撮影・和賀正仁)
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天理Vへの足跡 1回戦 6-2 橿原 2回戦 10-0 帝塚山 3回戦 15-0 十津川 準々決勝 2-1 高田商 準決勝 8-5 一条 決勝 7-2 郡山
<奈良大会:天理7−2郡山>◇7月25日◇決勝
奈良大会史上最高のヒットマン、西浦直亨(なおみち)内野手(3年)が天理を3年ぶりの出場に導いた。郡山を7-2と下した決勝で4打数4安打2打点。大会通算では21打数17安打の8割1分で、通算打率、安打ともに大会新記録を打ち立てた。準決勝から6打数連続安打に「振ればヒットになる感覚。こんなのは初めてです」と端正な顔をほころばせた。
優勝候補とされたセンバツは初戦の早実に3-4とサヨナラ負け。4番西浦は、4回1死満塁の好機に投ゴロ併殺。責任を果たせなかった悔しさをかみしめた。森川芳夫監督(53)は「あえて答えは言わず、自分で考えさせた。その方が身につきますから」と温かく見守り、4番は目覚めた。
橿原コンドルでは、バスの横転事故で亡くなった柳ケ浦(大分)の吉川将聖さん(享年16)の1年先輩。「天国から見ていると思う。あいつの分まで頑張りたい」と空を見上げて誓った。
[2009年7月26日 紙面から]
◆天理 1900年(明33)創立の私立校。天理教校として発足。08年に天理中となり、戦後に天理高になった。生徒数1260人(うち女子562人)。野球部は01年創部。部員数58人。甲子園は夏は23回、春は19回出場し、夏2回、春1回優勝。主なOBは元ダイエー門田博光、阪神関本賢太郎。天理市杣之内町1260。飯降成彦校長。
奈良大会
優勝 | 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表校 |
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天理 (3年ぶり24度目) |
42校 (前年比-2) |
ダウンロード[PDF] | 一条 | 智弁学園 |
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