滋賀 優勝記事
滋賀学園苦節10年涙の初切符/滋賀大会
- 甲子園出場を決め大喜びの滋賀学園ナイン(撮影・加藤哉)
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滋賀学園Vへの足跡 1回戦 7-1 瀬田工 2回戦 4-1 綾羽 3回戦 4-1 彦根翔陽 準々決勝 4-0 守山 準決勝 4-3 北大津 決勝 7-1 近江
<高校野球滋賀大会:滋賀学園7−1近江>◇7月29日◇皇子山
滋賀学園が7-1で近江を撃破、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。
その瞬間、滋賀学園の選手と山口達也監督(38)の目には涙があふれていた。苦節10年。女子校から校名が変わり「男子なら誰でも来い」というところから始まった。「地域の応援あっての野球部」と地域密着をめざし、田植えや、東近江市の名物大凧まつりの清掃などにも積極的に参加した。そんな努力がついに夢舞台へとたどり着かせた。
初回、1死一、二塁で4番稲垣竜次内野手(3年)が左翼線に先制の適時二塁打を放つ。前日は監督と夜中まで3時間半マシンを打ち込んだ。「おまえしかいないと言われていた。思いっきり振りました」。棚上拓也投手(3年)も粘り強く投げた。秋季大会近江戦、満塁弾を浴び2-4で敗れた。「1球の怖さを知った」。これを境に直球を封印し、打たせて取る大人の投球に変わった。この日は、12安打を浴びながら1失点。30日が18歳の誕生日。「(決勝戦が)もう1日伸びればよかったんですけど」とはにかんだ。
[2009年7月30日 紙面から]
◆滋賀学園 1984年(昭59)に八日市女子として創立、99年4月の共学化に伴い現校名となった私立校。普通科のみ。04年から指定を受け、英語教育に力を入れる。生徒数は546人(うち女子228人)。野球部は99年創部で、春夏通じて初の甲子園出場。所在地は東近江市建部北町520の1。清水忠和校長。
滋賀大会
優勝 | 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表校 |
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滋賀学園 (初出場) |
54校 (前年比+3) |
ダウンロード[PDF] | 近江 | 近江 |
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