栃木 優勝記事
作新学院が31年ぶり優勝/栃木大会
- 31年ぶりに夏の甲子園出場を決め胴上げされる作新学院・宇賀神主将
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作新学院Vへの足跡 1回戦 10-3 高根沢 2回戦 8-1 佐野松陽 3回戦 10-0 栃木 準々決勝 2-1 栃木工 準決勝 3-0 青藍泰斗 決勝 5-0 宇都宮工
<栃木大会:作新学院5-0宇都宮工>◇7月26日◇決勝
31年ぶりに栃木県大会決勝に流れた校歌を、胸を張って歌い上げた。怪物江川卓氏(54)の母校、作新学院が宇都宮工を5-0で下し、6度目の甲子園出場を決めた。
怪物が付けた背番号1を引き継ぐエース小嶋康平(3年)が、準決勝から2試合連続完封で締めた。「江川卓さんが付けていた番号。プレッシャーはあったけど、チームのために勝ちたかった」と力を振り絞った。自己最速は133キロだが、カーブ、スライダー、チェンジアップをコーナーに集める。三振は1ながら、内野ゴロ16個と打たせて取った。73年の県大会で44回無失点の県記録を作った先輩には届かないが、準決勝以降、18個の0を並べた。
1回には4番松崎啄也捕手(3年)が左越えに先制2ランを放ち、エースを援護した。小嶋は昨秋までは内野手だったが、今春から投手に転向。1日30キロのロードワークで、連投に耐える体力を培った。
スタンドの母、栄子さん(53)は怪物と息子の姿を重ねた。73年夏、真岡女子高2年時に1学年上のスターを見に県大会に行った。大混乱の中で、江川氏に必死の声援を送った。
36年後、同じ背番号を小嶋が背負った。73年は2回戦で銚子商(千葉)に敗れた。小嶋は「スピードはないので、打たせて取りたい」と甲子園でも自分の投球を貫く考えだ。
[2009年7月27日 紙面から]
◆作新学院 1885年(明治18年)、下野英学校として創立の私立校。03年(平成15)に作新学院高等部を現作新学院に改称。英進部、総合進学部、情報科学部の3コースがあり、生徒数は3840人(うち女子1615人)。野球部は1902年(明治35)創部。春のセンバツには8度出場。主なOBは元巨人・江川卓、ロッテ岡田幸文氏らがいる。所在地は栃木県宇都宮市一の沢1丁目1の41。佐藤孝明学校長。
栃木大会
優勝 | 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表校 |
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作新学院 (31年ぶり6度目) |
63校 (前年比±0) |
ダウンロード[PDF] | 作新学院 | 白鴎大足利 |
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