鹿児島

２年ぶり17度目の夏の甲子園出場を決め、歓喜の輪を作る鹿児島実ナイン（撮影・前田泰子

Ｖへの足跡

鹿児島実Ｖへの足跡
２回戦	３－０	穎娃
３回戦	10－０	国分
４回戦	６－１	鹿児島
準々決勝	２－１	川内
準決勝	３－２	鹿児島南
決勝	２－０	樟南

＜高校野球鹿児島大会：鹿児島実２－０樟南＞◇７月２２日◇決勝

　鹿児島実が２－０で樟南とのライバル対決を制し、２年ぶり１７度目の甲子園出場を決めた。エース用皆（ようかい）峻（３年）、野田昇吾（２年）のリレーで樟南打線を無失点に抑えた。春の県大会決勝、夏の前哨戦となる５月の「ＮＨＫ杯」決勝で樟南に敗れ、最後の舞台でリベンジした。準決勝で３回２失点ＫＯされた用皆は決勝のマウンドで名誉挽回（ばんかい）。「今日は気持ちを入れて投げました。最後の瞬間は涙が出てきました」と話した。

　昨夏１７年ぶりの初戦敗退からスタートしたチームが頂点をつかんだ。

　［2010年7月23日8時32分　紙面から］

◆鹿児島実　１９１６年（大５）私立鹿児島実業中学館として創立。４８年から現校名に改称。普通科、文理科、総合学科があり、生徒数は１３２０人（女子４８１人）。野球部は１８年に創部。甲子園は春は７度出場し９６年優勝。夏は１７度目で４強が最高。部員数は９８人（女子マネジャー２人含む）。主なＯＢにソフトバンク杉内、本多、サッカー日本代表の遠藤（Ｇ大阪）、松井（グルノーブル）ら。鹿児島市五ケ別府町３５９１の３。中釜一喜校長。