カブス上原浩治投手(42)が、日本投手2人目のメジャー通算400試合登板を果たした。フィリーズ戦で5-3の7回にマウンドに上がり、1回を3者凡退。エンゼルスなどで通算517試合に登板した長谷川滋利に続く節目到達に「誰も褒めてくれないので(女子マラソンの)有森さんじゃないけど、自分で自分を褒めたいです」と冗談交じりに喜びを口にした。

 前回は1死も奪えず3失点で交代した。この日は逆転した直後のイニング。先頭ガルビスを3球連続スプリットで右飛に仕留め、次は内角低め直球で見逃し三振、最後は高め直球で右飛。完璧救援で前回からの立て直しを印象付けた。それでも「逆球ばかりだった。今は勢いでいけという感じ」と反省を忘れない。試合は5-4で勝利し、上原は4ホールド目。日米通算80ホールドとし、目標の「100勝100セーブ100ホールド」まであと20だ。