エンゼルス大谷翔平投手(24)が、5打数2安打3打点でチームの逆転勝利に貢献した。

1点を追う4回無死二、三塁、先発グレイの外角直球を捉え、中堅への15号3ラン。「良い仕事が出来たかなと思う」と、4番の役割を果たした。

2点を追う8回には、無死一塁から左前打でチャンスを広げ、逆転につなげた。「ビッグイニングにつながる良い打撃だったかなと。欲を言えば最後、もう1本打って、ダメ押しを入れられれば良かったと思います」と手応えを口にしながらも、この回2度目の打席で見逃し三振に倒れたことを悔やんだ。それでも、「4番指名打者(DH)」として今季7試合目で初めて、チームを勝利に導いた。

メジャー1年目で15本は、井口資仁氏(43=現ロッテ監督)と並び、日本人では歴代3位。城島健司氏(42)の18本、松井秀喜氏(44)の16本にも近づいているが、「素晴らしい選手の中に入っていけるのはすごく良いことだと思うんですけど、シーズン全体を通してみたら、自分に与えられた仕事は出来ていない。復帰も近いですけど、ピッチャーの方でもしっかり仕事ができるようにやっていきたい」と、口元を引き締めた。