ロイヤルズの前オーナーで米ウォルマートの元CEO、デービッド・グラス氏が肺炎からの合併症により9日に亡くなっていたことが分かった。享年84歳。家族によると、しばらく体調を崩していたという。

1993年より初代オーナー、ユーイング・カウフマン氏の世話人を務め、2000年4月に球団を買収し、正式にオーナーに就任した。在任中はア・リーグ制覇2回、15年にワールドシリーズ制覇を経験し、19年8月に地元の実業家ジョン・シャーマン氏を筆頭とするグループに球団を売却した。

シャーマン氏はグラス氏に対し、「このような誇り高き球団の一員となれる機会をいただけて、一生返せない恩義がある」と言葉を寄せた。(AP)