米大リーグ(MLB)フィリーズのブライス・ハーパー外野手(27)が、来年に延期された東京オリンピックへ、メジャートップクラスの選手の参加を提言した。

7日(日本時間8日)、スポーツ専門局EPNやNBCスポーツなど複数のメディアが伝えた。

ハーパーは主にスポーツを扱うポッドキャストの番組内で、五輪野球の話題に言及。「日本でのオリンピックにメジャーリーガーを出さない? 冗談だろう? 2週間、収益を失うから、僕たちを出場させない? それはバカげているね」と話した。

これまでMLBはメジャーリーガーを米国代表チームに派遣していなかったが、今年2月末、メジャー40人枠の選手に対して五輪出場を認めた。ただし、五輪期間はメジャーのシーズンと重なるため、ベンチ入り(26人)のメンバーの出場は現実的ではない。しかしハーパーは「コロナウイルスが理由で、オリンピックは来年になる。代表的なメジャーリーガーをオリンピックに参加させて、世界を驚かせようじゃないか」と、逆境と戦う世界を五輪野球で盛り上げようと呼びかけた。

さらに、エンゼルス大谷翔平投手(25)とマイク・トラウト外野手(28)を引き合いに「日本のために大谷がプレーし、マイク・トラウトと対戦する。想像してみて。異国の地で、ライン上で、国歌を聞く。これ以上のものはない」と夢の対決を期待。世界一をかけた舞台での米国ドリームチームの形成を提言した。