【箱根駅伝2027〜国学院大・野中恒亨の反撃】ポメラニアンはもう来ない 経験値積み悲願へ
来年1月の箱根駅伝で悲願の総合優勝を目指す国学院大。5000、1万メートルチーム歴代トップの記録を持つ主将の野中恒亨(4年)が、ラストシーズンで「完全燃焼」を誓いました。昨季は実力で圧倒的な存在感を示すも、前回箱根路は走行中に「ポメラニアン乱入」のハプニングもあり、頂まで1歩及ばず。今季は世界大会での好成績やマラソン日本記録保持者との交流を力に変え、集大成の大学3大駅伝を迎えます。
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◆野中恒亨(のなか・ひろみち)2005年(平17)2月16日、静岡県生まれ。静岡・浜松工高3年時に全国高校総体男子5000メートルで決勝進出。大学2年時は出雲駅伝4区区間賞、箱根駅伝1区でデビューした。3年時は出雲3区で2連覇に貢献。全日本でも前回5区に続き3区で区間賞を獲得。箱根は3区区間3位。1万メートル自己ベスト27分36秒64は昨シーズン日本人学生トップ。176センチ、55キロ。
「留学生に勝ちにいくレース」
野中の走りや言葉に「迷い」はない。
5月24日の関東学生対校選手権(インカレ)男子2部5000メートル。
野中は先頭を走る東京国際大の「最強留学生」ことリチャード・エティーリ(4年)ら外国人3選手の背中を追いかけた。
「もう留学生について行って、留学生に勝ちにいくレースです。それ以外は何も。もう留学生に勝つことしか考えていなかった」。
この日は暑さもあり、ややスローペースの展開。途中、青学大の折田壮太(3年)や創価大の小池莉希(4年)がペースを上げたが、野中は冷静に自身のレースを展開した。
結果は日本人トップの13分30秒10の4着。3着の創価大のスティーブン・ムチーニとは1秒65差の有言実行の走りだった。
しかし、3位入賞を掲げていただけに「4番か…」と反省も口にした。
主将就任「日本人留学生」雰囲気上り調子
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神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。
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