パイレーツは24日、ジョシュ・ベル内野手(28)をトレードでナショナルズに放出し、見返りに有望株の2投手を手にした。

ベルは2016年にパイレーツでメジャーデビュー。同球団がアンドリュー・マカチェン外野手とゲリット・コール投手を放出した後、改革中のチームにとって自分が実質的な“顔”であるとの自覚から地域社会と密接に関わり、球団のレジェンドと交流を深めるなど活動してきた。

ベン・チェリントンGMは「勝てるチームを作り上げ、勝てるチームになるため、時には難しい決断を強いられることがある。今回はそういう決断の1つだ」とコメント。チームの層を深めるために必要なことだったとの見解を示した。

ベルは昨季前半に打率3割2厘、27本塁打、84打点を記録し、オールスターに選出されたものの、ケガのため後半はフルに戦えず。新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンが60試合に短縮された今季は、57試合でキャリア最低の打率2割2分6厘だった。(AP)