エンゼルスのフィル・ネビン監督代行(51)が、来季もチームの指揮を執ることが明らかになった。試合前に球団が発表した。監督として1年契約。前日の試合後にミナシアンGMから電話がかかってきたことを明かしたネビン監督代行は「少し緊張していた。モレノ・オーナー家族、カルピーノ球団社長、関係者皆に感謝している。私を信じてくれた。すごく意味の大きなこと」などと語った。

タイガースやダイヤモンドバックス傘下マイナーでの監督を経て、ジャイアンツ、ヤンキースの三塁コーチを務め、今季からエンゼルスに加入。ジョー・マドン氏の監督解任に伴い、6月7日に三塁コーチから監督代行に就いた。シーズン最終戦の試合前、メディア対応でこれまでの経験を振り返りながら言葉に詰まるシーンもあり、約30秒間沈黙。「多くの特別な人たちが関わってくれた」と感極まって涙した。

チームは8年連続でプレーオフ進出を逃し、来季の巻き返しが期待される。「世界でもベストプレーヤーがチームには何人もいる。私の目標は、彼らを大舞台でプレーさせることだ」と、気を引き締めていた。