海外フリーエージェント(FA)権を行使し、メジャー移籍を目指すソフトバンク千賀滉大投手(29)が、近日中にも渡米し、移籍交渉を進める見込みとなった。

球界関係者によると、米テキサス州ダラスでメディカルチェックを受診。今季途中、故障で離脱したことを不安視する声もあるだけに、「異常なし」の診断を受けたうえで、各球団との交渉に臨む予定だ。

千賀に対し、複数の球団が興味を示す中、カブスは今週中にも代理人のジョエル・ウルフ氏と直接折衝を始める予定。地元「NBCスポーツ・シカゴ」によると、代理人が共通の鈴木誠也外野手(28)が、すでに千賀の「リクルート」を開始したとの情報もあり、早くも有力候補として浮上してきた。

この日まで行われたGM会議の会場に姿を見せたウルフ氏によると、千賀は大都市の強豪球団を希望。今後はカ軍のほか、パドレス、メッツ、レッドソックス、ヤンキース、レンジャーズなどが参戦する見込みで、12月初旬のウインターミーティング(サンディエゴ)前後まで激しい攻防が繰り広げられそうだ。(ラスベガス=四竈衛)

【関連記事】MLBニュース一覧>>