ヤクルト村上宗隆内野手(22)が早期のメジャー移籍願望を明かしたことが、米メディアでも報じられた。
米テレビ局CBS電子版は15日(日本時間16日)、村上移籍には国際ボーナスプールが球団のポスティング許可に影響を与える可能性があると指摘した。
米大リーグでは、海外リーグに所属しているプロ6年未満で25歳未満の選手に対し「国際ボーナスプール」の枠内で契約金などを支払うように定めている。「スモールマーケットのチームは毎年、ラージマーケットのチームよりも大きなインターナショナル・ボーナスプールを受け取るが、それでもボーナスプールはそれほど大きくない。2022年は460万ドル(約6億4400万円)から630万ドル(約8億8200万円)で、ハードキャップだ」と指摘した。
仮に村上が25歳未満でポスティング申請され、600万ドル(約8億4000万円)で契約した場合、ヤクルトには契約金の20%にあたる120万ドル(約1億6800万円)しか入らない。このことが「ヤクルトがポスティングするかどうかの決断に影響を与える可能性がある」とした。
ベースボールアメリカ誌電子版によると、22年の各球団の国際ボーナスプールは以下の通り。
◆626万2600ドル(約8億7700万円)
ダイヤモンドバックス、オリオールズ、ガーディアンズ、ロッキーズ、ロイヤルズ、パイレーツ、パドレス、カージナルス
◆572万1200ドル(約8億100万円)
レッズ、タイガース、マーリンズ、ブルワーズ、ツインズ、レイズ
◆517万9700ドル(約7億2500万円)
ブレーブス、レッドソックス、カブス、ホワイトソックス、アストロズ、エンゼルス、メッツ、ヤンキース、アスレチックス、フィリーズ、マリナーズ、ジャイアンツ、レンジャーズ、ナショナルズ
◆464万4000ドル(約6億5000万円)
ドジャース、ブルージェイズ