千賀滉大投手(30)を獲得したメッツが、千賀の身体検査の結果に懸念を示していたと2日、地元紙ニューヨーク・ポスト電子版が関係者の話として報じた。

メッツは千賀と5年総額7500万ドル(約97億5000万円)で契約したが、球団は千賀のメディカルリポートに不安材料があり、それを理由に年俸が抑えられた可能性があると同紙が伝えた。日本の投手は若い年齢から多くのイニングを投げることから、腕の摩耗が早いのが一般的であると言及。しかし、最終的に契約がまとまったのは「舞台裏での双方の努力」があったからだという。また、メッツの関係者は千賀がケガなく今シーズンを戦えることに自信を持っているとも伝えた。

千賀は昨シーズン終了後にソフトバンクから海外FA権を行使しメッツに移籍。昨季は22試合で11勝6敗、防御率1・94だった。メッツの先発ローテは千賀の他、マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーらメジャー屈指の投手が名を連ねている。