西武のドラフト6位の森脇亮介投手(26=セガサミー)が、経験豊富な投球術で無失点投球を4試合6回連続に伸ばした。

オリックスとの練習試合に3番手で登板。2回を2安打2四球ながら無失点に抑えた。5回は2死一塁から盗塁刺。6回は安打で出塁させた先頭打者をけん制で刺した。「けん制は苦手ではないし、走者の出方を見たりする。アウトにできる可能性があるので損はない」と振り返った。

昨季までのヤクルト小川のように左足を大きく上げる。足攻めを仕掛けたくなる変則投法だ。だが、クイックモーションやけん制の技術は一級品。26歳は「今年から結果を出さないとチャンスが回ってこない年齢」と自覚し、結果にこだわる。「平常心でいようとするのは、平常心でないということ」と新人離れした落ち着きを見せる2児の父。4番手で登板したドラフト4位粟津凱士(21=東日本国際大)がこの日、2軍落ちとなった中、家族とのテレビ電話で英気を養いながら、開幕1軍に生き残る。【斎藤直樹】

 

▽西武辻監督(森脇について)「いいものを出していて面白い。いろいろ考えて(モーションを)速くしたり、マウンドはうまくさばける。26歳で猶予はないでしょう。結果を出せば(開幕1軍を)考える」