阪神は6連勝で2年ぶりにクライマックスシリーズ（CS）進出が決まった。4回に大山の中前適時打などで2点を先制した。さらに5回には暴投でリードを3点に広げた。先発青柳が5回無失点に抑え、現役ラスト登板の高橋聡らを投入するなど6投手で中日打線を無得点に抑えて逃げ切った。中日先発の大野雄は3回3分の1を無得点に抑えて最優秀防御率のタイトルが確定した。


スコア詳細


最終戦セレモニーを終え引き揚げる鳥谷敬はファンの声援に応える（撮影・奥田泰也）
最終戦セレモニーを終え引き揚げる鳥谷敬はファンの声援に応える（撮影・奥田泰也）
阪神対中日　今季最終戦を勝利で飾り矢野監督はCSへの意気込み語る（撮影・上山淳一）
阪神対中日　今季最終戦を勝利で飾り矢野監督はCSへの意気込み語る（撮影・上山淳一）
阪神対中日　シーズンが終了し、ファンにあいさつする中日ナイン（撮影・前田充）
阪神対中日　シーズンが終了し、ファンにあいさつする中日ナイン（撮影・前田充）


チーム１２３４５６７８９計
中　日００００００００００
阪　神０００２１０００×３

【中】大野雄、三ツ間、山本、藤嶋、岡田

【神】青柳、島本、高橋聡、岩崎、藤川


試合経過

＜9回＞

【中日】阪神6番手藤川が封じて試合終了

シーズン最終戦、中日を破り鳥谷は藤川と抱き合って喜ぶ左は梅野（撮影・奥田泰也）
シーズン最終戦、中日を破り鳥谷は藤川と抱き合って喜ぶ左は梅野（撮影・奥田泰也）

＜8回＞

【中日】　3者凡退

【阪神】　3者凡退

阪神対中日　8回守備につく鳥谷敬（撮影・奥田泰也）＝2019年9月30日甲子園球場
阪神対中日　8回守備につく鳥谷敬（撮影・奥田泰也）＝2019年9月30日甲子園球場
8回守備につく鳥谷敬はボール回しをする（撮影・奥田泰也）
8回守備につく鳥谷敬はボール回しをする（撮影・奥田泰也）

＜7回＞

【中日】　引退表明の高橋聡文が登板。福田を三ゴロに打ち取ったところで交代。矢野監督がマウンドで労い、左翼から福留が花束を持って駆け寄り、中日からも大野雄が花束を渡すなど場内は大きく沸いた。2死一、二塁、代打で根尾が登場したが、空振り三振に倒れる

【阪神】　代打で鳥谷が登場。右飛に倒れたが、甲子園に訪れた4万6628人から割れんばかりの歓声が上がった

7回にラスト登板した高橋聡文（撮影・奥田泰也）
7回にラスト登板した高橋聡文（撮影・奥田泰也）
7回表中日無死、最終登板を終えた高橋聡（右）は福留から花束を贈られ笑顔を見せる（撮影・上山淳一）
7回表中日無死、最終登板を終えた高橋聡（右）は福留から花束を贈られ笑顔を見せる（撮影・上山淳一）
7回表中日1死、最終登板を終えた高橋聡（左）は、大野雄からの花束に笑顔を見せる（撮影・上山淳一）
7回表中日1死、最終登板を終えた高橋聡（左）は、大野雄からの花束に笑顔を見せる（撮影・上山淳一）
阪神対中日　7回裏阪神無死、代打鳥谷敬は左飛に倒れる（撮影・奥田泰也）＝2019年9月30日甲子園球場
阪神対中日　7回裏阪神無死、代打鳥谷敬は左飛に倒れる（撮影・奥田泰也）＝2019年9月30日甲子園球場
7回裏阪神無死、代打鳥谷は右飛に倒れ、ファンの声援に応えてベンチに戻る（撮影・奥田泰也）
7回裏阪神無死、代打鳥谷は右飛に倒れ、ファンの声援に応えてベンチに戻る（撮影・奥田泰也）

＜6回＞

【中日】　1死一塁で大島、京田が凡退

【阪神】　糸原と高山がヒットを放って2死一、二塁としたが梅野が一飛に倒れる。梅野の打席で鳥谷がネクストに登場すると球場は盛り上がった

6回裏阪神1死、鳥谷（手前左）が梅野の時に準備をする（撮影・上山淳一）
6回裏阪神1死、鳥谷（手前左）が梅野の時に準備をする（撮影・上山淳一）

＜5回＞

【中日】　1死一塁で阿部が併殺打など無得点。青柳は自身初の規定投球回に到達した

【阪神】　代打上本と北條のヒットで2死一、三塁とし、暴投で三塁走者の上本が生還。リードを3点にした

▼阪神青柳のコメント「負けられない試合で0点で後ろに繋ぐことができて良かったです。大事な所でしっかりゲッツーを取ることができましたし、守ってくれた野手の方々に感謝です。」

5回裏阪神2死一、三塁、打者福留の時、山本の暴投で三走上本（手前）が生還する（撮影・上山淳一）
5回裏阪神2死一、三塁、打者福留の時、山本の暴投で三走上本（手前）が生還する（撮影・上山淳一）

＜4回＞

【中日】　1死一、二塁でビシエドがスライダーを引っかけて643の併殺打

【阪神】　先頭の近本が一ゴロ、ここで大野雄の最優秀防御率が確定して降板した。北條のチーム初安打などで1死一、二塁とすると4番大山の二遊間を破る適時打で先制。さらに2死満塁から暴投で2点目を挙げた

▼阪神大山のコメント「打ったのはツーシーム。勝つしかない大事な一戦で先制点を取ることができて良かったです。最後まで気を引き締めて頑張ります」

4回裏阪神1死で交代する大野雄大（右）は捕手の加藤匠馬と握手を交わす（撮影・奥田泰也）
4回裏阪神1死で交代する大野雄大（右）は捕手の加藤匠馬と握手を交わす（撮影・奥田泰也）
4回裏阪神1死一、二塁、先制の中前適時打を放つ大山。投手三ツ間（撮影・前田充）
4回裏阪神1死一、二塁、先制の中前適時打を放つ大山。投手三ツ間（撮影・前田充）
4回裏阪神1死一、三塁、矢野監督は大山の先制中前適時打で生還の北條を出迎える（撮影・上山淳一）
4回裏阪神1死一、三塁、矢野監督は大山の先制中前適時打で生還の北條を出迎える（撮影・上山淳一）

＜3回＞

【中日】　3者凡退

【阪神】　3者凡退

3回表の中日の攻撃が終わり、ベンチで福留（右から2人目）を迎える鳥谷（左）（撮影・前田充）
3回表の中日の攻撃が終わり、ベンチで福留（右から2人目）を迎える鳥谷（左）（撮影・前田充）

＜2回＞

【中日】　1死で高橋が右前打。阿部が空振り三振、スタートを切っていた高橋で三振ゲッツー。梅野が2イニング連続で捕殺した。

【阪神】　3者凡退

2回1死一塁、中日阿部が三振の時に走るもアウトとなる高橋、左は遊撃手北條（撮影・上山淳一）
2回1死一塁、中日阿部が三振の時に走るもアウトとなる高橋、左は遊撃手北條（撮影・上山淳一）

＜1回＞

【中日】は2死一塁で京田が盗塁を試みるもタッチアウト。阪神梅野は捕殺の日本記録を伸ばした

【阪神】は3者凡退

1回表中日2死一塁、京田の二塁盗塁を阻止する梅野（撮影・前田充）
1回表中日2死一塁、京田の二塁盗塁を阻止する梅野（撮影・前田充）

スタメン

【中日】

1(中)大島

2(遊)京田

3(左)福田

4(一)ビシエド

5(三)高橋

6(二)阿部

7(右)平田

8(捕)加藤

9(投)大野雄

【阪神】

1(中)近本

2(遊)北條

3(左)福留

4(三)大山

5(二)糸原

6(一)陽川

7(右)中谷

8(捕)梅野

9(投)青柳

阪神対中日　阪神先発の青柳（撮影・上山淳一）
阪神対中日　阪神先発の青柳（撮影・上山淳一）
中日先発の大野雄大（撮影・奥田泰也）
中日先発の大野雄大（撮影・奥田泰也）

試合前

阪神での最終戦を迎えた鳥谷（前列中央）は、ナインと1番ポーズで記念撮影（撮影・奥田泰也）
阪神での最終戦を迎えた鳥谷（前列中央）は、ナインと1番ポーズで記念撮影（撮影・奥田泰也）
阪神対中日　練習前、鳥谷Tシャツを着たナインが鳥谷を出迎える（撮影・上山淳一）
阪神対中日　練習前、鳥谷Tシャツを着たナインが鳥谷を出迎える（撮影・上山淳一）
阪神対中日　鳥谷（左）に笑顔であいさつする本田望結（撮影・前田充）
阪神対中日　鳥谷（左）に笑顔であいさつする本田望結（撮影・前田充）
引退する高橋聡はナインに胴上げされる（撮影・奥田泰也）
引退する高橋聡はナインに胴上げされる（撮影・奥田泰也）
阪神対中日　試合前、引退を表明した高橋聡（右から2人目）は中日の選手・コーチたちと記念写真に納まる（撮影・上山淳一）
阪神対中日　試合前、引退を表明した高橋聡（右から2人目）は中日の選手・コーチたちと記念写真に納まる（撮影・上山淳一）