巨人阿部慎之助2軍監督が勇気と元気を与えた。21日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた育成合同練習を視察。昨秋の育成ドラフトで1位指名された平間隼人内野手(23=四国IL・徳島)らも含めた日本人育成選手22人を激励した。

「自主トレをみんな頑張ってきたから、1軍、全員にチャンスがあるからと伝えただけ。みんなの姿が見られただけ、とりあえずよかったですよ」と晴れやかな笑顔を見せた。

大きな声が響き渡った。約30分間右打ちでノックを行った。捕球し損ねた選手に対し「おおーい」と明るく声をかけるなど鼓舞。かけ声に呼応して選手もより大きな声を出し、グラウンドは活気に満ちた。キャンプ1軍スタートが内定している平間は「小さい頃からテレビで見てきたので不思議な感覚でした。自分は小さいので元気や声、動き、プレーで目に留まるようにしないと」と173センチの体で懸命にアピールした。【久永壮真】