日本ハム杉谷拳士内野手（29）が11月30日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で会見し、今季初取得した海外フリーエージェント（FA）権を行使せず、残留することを表明した。この日までに、1年契約で、500万円増の年俸3500万円で合意。改めて“生涯ハム”を宣言するとともに、来季加入が決まったロニー・ロドリゲス内野手（28＝ブルワーズ）へライバル心を燃やし、ラップで対抗する珍目標を掲げる爆笑会見となった。（金額は推定）

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残留会見に臨んだ日本ハム杉谷の一問一答は次の通り。

－海外FA権を行使しなかった一番の理由は

杉谷　吉村ゼネラルマネジャー（GM）から「日本ハムグループの総力を挙げて引き留めにかかっている」と聞き、感無量。（小声で）そんな話、本当はなかったけど…。毎年「まだ、できる」と魔法をかけてくれるけど、なかなか本人に魔法がかからない。

－チームメートの反応

杉谷　僕がどこか（別の球団）へ行くものだと思って、後輩たちが顔を合わせる度に「ありがとうございました」と言ってきた。何の話？　とパニックになりました。

－会見場まで、どうやって来た

杉谷　電車で来ました。一世一代の会見なので、滞在先のホテルまで、すごい車が迎えに来るのではと期待していましたが…。

－帝京の先輩「とんねるず」石橋貴明氏から連絡は

杉谷　FAについては、まったくなかった。シーズン中は、先輩としていろいろなアドバイスをいただいた。反省会が出来たら。

－全国の杉谷ファンにメッセージを

杉谷　野球人口が減少していると聞いている。もっともっと「野球って面白いんだよ」ということを、僕のプレーで日本中の人に伝えたい。