楽天が真夏の過酷日程を総力戦で乗り越える。2日から5週連続6連戦が待ち受ける。中止になった振り替え試合が、2試合組み込まれたため、9月第1週まで月曜日以外はビッシリ。真夏の過酷日程での先発投手のやりくりに、石井貴投手コーチは「いよいよ大詰めに入ってますので、しっかり中6日で投げ切ってもらうっていうところ。うまく2軍で状態の良い選手を使いながらやりくりしていく」と身構えた。
1日の投手練習では早速、2軍再調整中だった左腕・藤井が合流した。今季、4月28日ロッテ戦でプロ初登板初勝利を挙げ、2連敗後に2軍再調整を続けていた。同投手コーチは「ファームで状態がいいということで1軍に呼んでます。天候もあったり、これからいろいろあるでしょうから。ロッテの可能性もあるかも」と、2日から始まるロッテ3連戦での先発も示唆。前日に先発した藤平や、再調整中の高田孝らの名前を挙げ、投手陣総出でカバーする。
まずは2日、先発ローテの柱の1人則本が先陣を切る。チームは後半戦最初のカードを勝ち越しスタート。「ここでピッチャーがもう一踏ん張りできれば、いい方向にチームは向かっていくと思うので、なんとか辛抱強くやっていきたい」と、奮い立たせた。
