楽天松井裕樹投手（27）が、“塾長”となってさらなる成長を目指す。
これまで9年にわたって田中将と自主トレを行っていたが、このオフから独立。昨年ドラフト4位で入団した泰と2人で行う。8歳年下の後輩から頼まれ、快諾した。「田中さんのもとで学ばせてもらって、僕も年下が増えてくる中で、少しでもチームに還元できたらいいなって。その中で一緒にやりたいと言ってくれた。何かを見つけて、1軍に上がってきてくれたらいいなと思う」と願った。
後輩を指導しながら、調整にも全力を注ぐ。来年3月のWBC出場を熱望。シーズン開幕前に大会があるため、例年よりも早めに仕上げていく。新たな環境での自主トレも、自身の糧にするつもりだ。「今まで本当に田中さんにおんぶに抱っこになっていた。慣れたところから環境やメンバーを変えるというのは、不安もあるんですけど、新しいところで力を出せるような選手になっていかないといけない」と表情を引き締めた。
