楽天阿部寿樹内野手（33）が、“ルーキー”のつもりでレギュラー取りに意気込む。
20日、愛知県内での自主トレを公開し、オンラインで取材に応じた。中日からトレードで加入。「プロ1年目のような感じ」と新鮮な気持ちで2月1日からのキャンプを迎える。
過去4年で3度規定打席に到達。中日では欠かせない選手となったが、また一から地位を築いていく。今季8年目の33歳は「アピールしないといけない立場なので」と表情を引き締めた。与えられた役割を全うするため、二塁、三塁、一塁、外野をしっかり守れるように準備。チームには、内野に浅村、鈴木大、茂木、ギッテンス、新外国人のマイケル・フランコ内野手（30＝前ナショナルズ）ら、両翼には島内や西川、岡島らが在籍し、定位置確保は簡単ではない。
競争を勝ち抜くため、今はウエートや体幹のトレーニングで、ケガをしない体作りに励んでいる。調整は順調。キャンプ初日からアクセル全開で打ち込み、早期での実戦出場に意欲を見せた。「いつでもいけるような体でいきたいし、心の方もしっかり準備できれば」と闘志を燃やした。新天地でのさらなる飛躍を目指して－。若々しく、結果を求めていく。【湯本勝大】
