【ソフトバンク】Ａ組最多44人！過去最大級のサバイバル「厳しくやっていかないと」藤本監督

過去最大級のサバイバルだ！　ソフトバンクは24日、福岡市内のホテルで監督、コーチ会議を開き、2月1日からの宮崎キャンプのメンバー振り分けを決定した。1軍にあたるA組に新加入選手10人が入り、球団名がソフトバンクになった05年以降では最多の44人となった。

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会議を終えた藤本博史監督（59）はメンバーの選定について「本当は全員連れて行きたい。新しく入ってきた選手を見てみたいというのが第一」と苦渋の心境を話した。宮崎キャンプのA組（1軍）に組み込んだのはFAで加入した近藤や嶺井、アストゥディーヨ、オスナら新外国人に、ルーキーも3人抜てきした。44人はソフトバンクとしては過去最多。その分、上林や野村大、増田、海野ら昨季1軍を経験した選手もB組（2軍）に回った。

「厳しさ」をテーマに、容赦なくふるいをかける。指揮官は「悪かったら入れ替えますし、外国人といえども入れ替えます。それくらい厳しくやっていかないと」とキッパリ。「例えばリチャードなんかでも、寝坊したら一発でB組に行かせますよ」と言い放った。

新戦力についても「いい補強をしていただいて、周りは競争じゃないんじゃないかと。そういうことを言うけど、競争は競争やからね。実績ある選手はたくさんいますけど、初日から動きを見ていきたい」と特別扱いをするつもりはない。

今季からは4軍も発足し、福岡・筑後市で分離キャンプとなるC組の選手にも「筑後に残っているメンバーもBに補充してもらえることもある。やりがいがあるんじゃないかなと思う」とチャンスがあることを強調した。

第3クールからはシート打撃や紅白戦の実戦も入って来る予定だ。藤本監督は「結果も重視するし、実績も重視するし、本当に分からないですよ。誰がどうなるかというのはね」。3年ぶりのリーグ優勝と日本一奪回への戦いが2・1から幕を開ける。【山本大地】

◆過去のキャンプA組人数

23年　43人

22年　29人

21年　33人

20年　41人

19年　37人

18年　35人

17年　41人