千葉経大付が吉田尚弘投手(3年)の投打にわたる活躍で市原中央を破り、準々決勝進出を決めた。

課題の立ち上がりをきっちり抑え、波に乗った。1回に1死一、三塁のピンチを招くも、焦りはなかった。「1回表に1点をとってくれたので、打たれても楽な気持ちで。ここを抑えれば流れが来ると考えながら投げられました」。けん制で一塁走者をアウトにし、続く打者をスライダーで空振り三振にとった。「今日は真っすぐでカウントを取ることができたのでよかったです」。制球力と微妙に打者のタイミングを外しながら、5回を投げ2安打無失点と好投した。

6回からは三塁のポジションについた。0-6で迎えた8回2死からはカットボールを捉えて左越えソロとし、笑顔でダイヤモンドをまわった。

この冬は食事とトレーニングに力を入れ、体重は2キロ増も、力強さを実感。安定した制球力と打撃力を、発揮した。「千葉の頂点を目指します」と、力を込めた。