ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)が銀行詐欺罪と納税詐欺罪の2つの罪状に関して司法取引に応じたと、AP通信などが8日(日本時間9日)、報じた。銀行詐欺罪は最長で禁錮30年、うその申告による納税詐欺は最長で禁錮3年となるが、司法取引で量刑が軽減される見通しで、米メディアは法律専門記者の見方として、禁錮7~9年ほどの刑となる可能性があると伝えている。
同容疑者は大谷から約1700万ドル(約26億4000万円)を盗んだとされており、司法取引の内容には同容疑者が大谷から盗んだ約1700万ドルを返済すること、米内国歳入庁(IRS)に約100万ドル(約1億5500万円)を追加で納税することなどが含まれているという。金額に関しては、量刑確定までに修正される可能性がある。
連邦地検が公表した司法取引の文書によると、同容疑者は21年11月15日に最初の不正送金を行い、その後22年2月28日から23年10月13日までの間に36度の不正送金。最後の送金は今年2月8日だったという。また大谷に成り済まして銀行に電話をした件数は24回あったという。地検は、大谷が送金について何も知らなかったと強調している。
水原容疑者は2021年から24年1月まで、違法スポーツ賭博による借金返済のため、大谷の銀行口座に不正アクセスし、賭博の胴元に送金していたことが捜査で判明。今月12日にロサンゼルスの連邦地裁に初出廷し、2万5000ドル(約388万円)の保釈金でその日に保釈された。
罪状認否は当初9日(同10日)が予定されていたが、手続きに時間が必要なことから延期された。同容疑者は数週間以内に有罪を認める予定で、14日(同15日)にカリフォルニア州の連邦地裁に出廷することになっている。



