今季100試合出場をクリアしたソフトバンクの2年目・庄子雄大内野手(23)が、CSファイナルSのスタメンへ向け、攻守でさらにアピールを続ける。

成長の大きな糧となる「欠場」だった。本拠地最終戦となった27日のオリックス戦は11試合ぶりに先発から外れると、途中出場もなかった。中村晃内野手(36)の引退試合でもあり、中村晃と内野を守り続けた遊撃今宮、二塁牧原大がスタメンに名を連ねた。悔しさもあったろうが、一塁ベンチからあらためて感じ取ったのが、中村晃の「準備力」だった。

「引退試合でバントはないでしょうが、試合前もしっかりバント練習されていた。晃さんの練習ルーティンではあるんでしょうけど、やっぱり準備力はすごいと感じました」。中村晃は初回に中堅二塁打。一塁守備も無難にこなし、最後は遊ゴロの送球をミットに収めゲームセット。プロ19年間を生き抜いてきた大先輩の姿には背筋が伸びた。「今年は僕にとって勝負の年と思っていました。もちろん、来年も勝負ですが、しっかりと残り試合もやりたい」と口元を引き締めた。

今季は遊撃の先発で67試合に出場。昨年の同2試合から急成長した。今宮の打撃不振もあったが、リーグ2位の20盗塁の走力も含め、安定した守備力も魅力だ。昨年も1軍に同行し、CSファイナルS&日本シリーズを経験したが、ともに途中出場で打席もなかった。26日の楽天戦では楽天加治屋から右翼スタンドへプロ初本塁打も放った。「打撃もいい感じで振れているので頑張りたい」。2年目の成長株がポストシーズンに向け最善の「準備」を整える。