阪神大山悠輔内野手(31)が2度、チームを救った。6回に値千金の同点20号ソロ。9回にも2死から同点の中前適時打を決めた。

1点を追う6回。代わった巨人西舘の5球目、高めに浮いた132キロを左中間スタンドに運んだ。

「前の打席で抑えられていましたし、チームのみんなが粘ってくれていたので、何とか追いつくことができてよかったです」

この日は初回1死満塁の好機で三ゴロ併殺打。3回も1死二、三塁で犠牲フライには十分な左飛を放つも、相手の好返球に阻まれた。嫌な流れの中、一振りで同点とした。

23発だった22年以来、4年ぶりに大台に到達。3番森下、4番佐藤とともに20発クリーンアップが誕生した。虎の20発トリオはS21年佐藤輝、大山、マルテ、サンズ以来5年ぶりだ。

8回に再び勝ち越され、9回2死二、三塁。フルカウントから巨人の守護神、マルティネスの153キロを中前にはじき返した。取られても取り返す。意地の1打に、甲子園は割れんばかりの大歓声に包まれた。

V戦線の最終盤で頼れる5番。9月30日には先制&決勝ソロを放ち、直近5勝のうち4勝がV打を放っていた男は、この日も得点を刻んだ。背番号3が猛虎打線の軸にどっしりと座る。【村松万里子】

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