球団史上初の連覇が目の前に迫る阪神藤川球児監督(46)が2日、残り5試合も一戦必勝を誓った。

優勝マジック(M)は2位巨人の結果次第で動く状況だったが、「全く考えていません」と見向きもせず。「他球団のゲームに準備することはできませんから。何もしようがないところに準備するのではなく、明日(3日)のゲームに向かって準備することはできますから」とあくまで自力でM減を目指す。その巨人が夜の試合でヤクルトに1-5で敗れ、ついにM1と“自力V”の権利を手にした。

前日1日の巨人戦は5時間超えのロングゲーム。勝ちに等しいドロー決着から一夜明け、この日は甲子園で全体練習を行った。指揮官は「目覚めもみんないい感じ」とナインの表情に笑顔。「気持ちは非常に高いところにあるんじゃないですかね。それはチームとしてすごく大事なところ。とにかくしっかりと高い位置に気持ちを持っていく」。阪神有利なペナントレース最終盤も気を抜かない。

8月29日に初めて優勝マジック「23」が点灯した。カウントダウン開始から1カ月以上が経過。その間は今季最長7連敗を喫したが、一度もM消滅せずに残り5試合を迎えた。紆余(うよ)曲折あった26年もわずか。「どうなるかはその場、その場で出会ってみなければ分からない。5試合全く同じ景色ではないだろうし、毎試合違う表情を見せるのが試合なので。どれだけ準備するかじゃないですかね」。宿敵巨人との歴史的接戦に終止符を打つ時がきた。阪神ナインは締まった表情で陸路広島入りした。【只松憲】