現役最後の登板を終えた楽天辛島航投手(35)が試合後、引退セレモニーに臨んだ。この日、今季初登板となる先発。オリックス先頭の西川を左飛に打ち取り、マウンドを降りた。
セレモニーは、浅村、鈴木大ら現在はファームの選手も駆けつけた。監督、コーチ、選手らが整列するグラウンドに辛島は登場。センター後方のビジョンに入団時からの映像が流れる。12年のプロ初勝利、13年の日本一、ファインプレー、グラウンド外の姿、9月の2軍での胴上げシーン…。
ゆかりの人たちからのメッセージも流れた。パドレス松井裕樹投手、韓国・サムスンの森山良二2軍監督、ダレル・ラズナー氏、AJことアンドリュー・ジョーンズ氏、ロッテ美馬学コーチ、中日嶋基宏ヘッドコーチ、巨人田中将大投手。ともに戦った人たちから、ねぎらいの言葉が続いた。
聞き入った辛島がマイクの前に立ち、最後のあいさつを行った。
「2009年から18年間、プロ野球選手としてのキャリアを歩んできました。その中で1番の思い出は、2013年リーグ優勝、日本一です。優勝の胴上げパレードを通して、ファンの皆さんが喜んでいる姿と、その時の景色がとても印象に残っています。
星野監督には厳しくも愛のある指導をいただきました。いつも最後まで投げ切れと言われ、蹴りが飛んできたこともありました。
2014年のプロ初完封の時には初めて褒めてもらいました。監督が辞める前にその姿を見せることができてよかったと思っています。
星野監督、ありがとうございました。
裏方さんの皆様、選手が当たり前のように野球ができているのは、皆さんが見えないところで支えてくれているからです。けがの多かった自分ですが、皆さんのサポートがあって何度も乗り越えることができました。本当に感謝しています。
家族のみんな、いつも近くで支えてくれてありがとう。家族みんなの応援のおかげでここまで頑張ってこれました。
そして、東北、仙台のファンの皆様、自分がここまで長くプレーできたのは、ファンの皆さんの温かい声援があったからです。
ここ数年は満足のいく結果が残せず申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、これからもう一野球人として貢献していきたいと考えています。
最後になりますが、球場にお集まりの方をはじめ、テレビ、ラジオをご覧の皆様、最高の1日を用意してくださった球団関係者の皆様、お世話になった監督、コーチの方々、これまで一緒に戦ってきたチームメートのみんな、家族と友人に改めて感謝します。
18年間、長い間本当にありがとうございました」
スピーチを終えると、岸孝之投手、銀次アンバサダー、岡島豪郎アンバサダー、自身の子どもたちから花束を受け取った。
記念撮影の後は、胴上げ。チームメートたちの手で7度、宙に舞った。



