ロッテ唐川侑己投手(37)が最後まで代名詞を投げきった。引退試合に先発登板。こどもたちから「パパ、頑張って! プレーボール!」と声がかかり、マウンドに上がると、ソフトバンク正木を相手に代名詞のカットボールを投げ込んだ。

カウント1-2から空振り三振に抑え、打者1人で降板。球場、相手選手たちからも大きな拍手が送られた。唐川がマウンドを降り、サブロー監督がベンチから交代を告げに出てきたかと思いきやサブロー監督は「5イニング投げろって言ってた」と「もう1人」のポーズ。予定通り1人での降板となったが、2番手としてコールされたのは唐川と同い年の益田。普段なら試合後半に登板する益田を唐川の後に起用するサブロー監督の粋な演出だった。指揮官は「益田が後を継ぐプランをずっと持っていた。ちょっとでもお客さんにいいものを見せてあげたいなって色々考えてはいた」と明かした。

益田は周東を左飛、近藤に遊撃への内野安打を許したが、栗原の二遊間を抜けそうな打球は遊撃の小川の好守もあり無失点で抑えた。

引退登板を終えた唐川は「初球低めに垂れる球を投げたのでなんとか修正しようと思って投げました。本当はもっと速い球を投げたかったんですけどね。この期に及んでストライクをそろえるっていう選択をした僕の19年間を見事に表した投球でした。その後の益田選手の投球に感動しました」と同い年の右腕をねぎらった。

サブロー監督は「19年って、ピッチャーにしたらすごく長いことだと思うんで、それ自体すごいことだし。いいときも悪いときもあったと思うんですけど、腐らずにちゃんとできる子なんで、ここまでちゃんとできたのかなと思いますね。よく考えたらマウンドに上がった2人(唐川、益田)、僕に泣かされた2人なんですよね(笑い)。そんな話をしたんですけど。そういう思い出が多い最後の選手かなって思います」と思い返した。

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