西武が5日からロッテ2連戦(ZOZOマリン)を行い、シーズン143試合を終える。“CSステージゼロ”とも言うべき2試合に、1勝するなどでシーズン2位が確定し、CSファーストステージの舞台が本拠地ベルーナドームに決まる。
シーズン91敗という歴史的惨敗から2年、ここまで77勝60敗4分けと立て直してきた。交流戦も初優勝し、自信をつけた。一方でリーグ優勝したソフトバンクとは4日時点で13ゲーム差。西武はまだ途上のチームでもある。
貯金の推進力となってきた投手陣に、ここに来て暗雲が漂う。エース格の隅田知一郎投手(27)が負傷し、状態を見極めながらCS登板を目指している状態。開幕投手を務めた渡辺勇太朗投手(26)も右ひじの故障で、かなりペースを上げないとCS登板が微妙な状況だ。セットアッパーのトレイ・ウィンゲンター投手(32)も現時点でまだ1軍合流できていない。
苦境を打線が助けたい。通称“ビッグチェーン打線”がつながって、面白いように得点できた時期もある。各自に疲労が色濃くなる中、6日ぶりに試合を迎える。心身のリフレッシュで、何とかつながりたい。
アレクサンダー・カナリオ外野手(26)がキーマンになるだろう。チーム最多521打席に立ってきた。他の選手の調子を考えても、この先も1番打者を務める可能性が高い。長打率4割0分2厘、出塁率3割0分1厘。痛烈な当たりがあり、四球も選べる一方で、あっさりのポップフライや三振も少なくない。
ファイナルステージ(5勝先勝制)に進出できても、ソフトバンク側に2勝のアドバンテージがある。チーム全体として打つこと、はもちろんながら、“手の付けられない打者”の登場も勝ち上がりへの必須条件といえる。カナリオは初回の先頭打者以降は、割とチャンスで回ってくることも多い。千葉でのステージゼロで、その気配を見せておきたい。【金子真仁】



