プロ野球セ・リーグはレギュラーシーズン全日程が終了し、阪神佐藤輝明内野手(27)が三冠王に輝いた。打率3割6厘、39本塁打、106打点でリーグトップが確定。球団では86年ランディ・バースが2年連続で獲得して以来、40年ぶり。日本人選手では初の偉業となり「積み重ねでここまでこれた。誇りに思います」と胸を張った。

球界では22年のヤクルト村上宗隆(現ホワイトソックス)以来で、1リーグ制時代を含めても史上9人目。猛虎の誇る怪物スラッガーが球史に名を刻んだが「3割は全然想像できなかった」という。

1年目の24本塁打で「40本は想像できた」。しかし確実性には自信がなかった。同年は59打席連続無安打のリーグワースト記録まで更新。そんな悪夢さえも成長の糧にした。昨オフから打率向上を見据えてバットを振り「本当に成長できたな」。常ににこやかな表情で振り返った。

2年連続40本塁打とはならずも、6回無死の第3打席は右中間への大飛球を放った。「悔いはないです。また『甲子園か…』って感じで」。165安打の最多安打と合わせて打撃4冠。リーグ連覇にしっかり花を添えた。「本当にね、練習してきて良かった」。輝かしい勲章は、この先何年たっても、色あせない。【只松憲】

〇…阪神藤川監督(三冠王の佐藤に)「4番というのは全てにおいてできないといけないという、ホームラン、打率、打点だけでなく、守備も走塁も、それから出続ける姿も含めて、それが一番、責任感というのが大きかったと思います。コンディションのところも多々ありましたけど、それを出さずに最後までやり切ってくれたことに本当に大黒柱だなと思います」

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