ヤクルト岩田幸宏外野手(29)が盗塁王に輝き、プロ5年目で初めてタイトルをとった。育成出身選手の打撃タイトル獲得はセ・リーグ史上初。「僕だけだったらとれなかった。周りの方々がどういう状況でも環境を整えてくれて、首脳陣の方が辛抱強く使ってくれた。そういうのがいろいろあってのタイトル。すごく感謝しています」と力を込めた。

BC信濃から21年育成ドラフト1位で入団。池山隆寛監督(60)は入団時から昨季まで2軍監督として指導した。1年で複数回骨折したこともあり、指揮官は「(最初は)ミスが多かった。その数だけ成長に繋がっているし、1年で複数回骨折した年もあった。表現が合っているかわからないけど、つらいケガもエネルギーに変えて」と回顧。本人は「(今季)ケガなくできたのはすごくうれしい」とした上で「来年はレギュラーとしてちゃんと認められて、もう1回タイトルをとれるように」とさらなる成長を誓った。

今季は2月の春季キャンプでも毎朝打撃練習。「最初はやらないと打てないと思っていたけど、最近はやらないと気が済まない。歯磨きとかそんな感じ」。朝からバットを振ることが習慣化。シーズン中もよく早出で練習した。初めて規定打席に到達し、自己最多の108安打も「打撃全てを伸ばしたい。数字としては悪い」と満足せず。来季はより走り、打つ。【塚本光】

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