巨人橋上秀樹監督代行(60)が13日、都内の球団事務所で山口寿一オーナー(69)へシーズン終了報告を行い、異例の形でチームを率いた日々を振り返った。

2位で進出したCSファーストステージで3位DeNAに敗退してから2日。3季連続のCS敗退で、14年ぶりの日本一には届かなかった。スーツ姿で事務所を訪れた同監督代行は「思い出深いところはいっぱいあって。なかなか挙げるのが難しいくらい。激動に近い約半年でした」と思い返した。「いろいろな中ですけど、一野球人として本当に貴重な経験というか。(監督代行を)やらせていただいたことに対しては非常に感謝してますし、あらためて読売巨人軍というチームがプロ野球界でどういう役割を担っているかをすごく肌で感じた」と感慨深げに語った。

オーナーからは「いろいろあった中でしたが最終的に最後残念でしたけども、最後までやっていただいて、まあありがとうございました」とねぎらいの言葉があったという。「代行としての最低限の責任は果たせたと思って、そこが一番安心しました」と伝えた。

5月だった。阿部慎之助前監督(47)が長女への暴行容疑で現行犯逮捕され、辞任を受ける形でオフェンスチーフコーチから昇格して指揮を執ったのは交流戦が始まる5月26日だった。

阿部路線の勝利と育成の両方を追求する路線を継ぎ、最終戦まで阪神との優勝争いを繰り広げた。退任が濃厚となっているが、報告の中では今後についての話はしていない。「今後については、今日の時点では特に話はしてないです」と説明。報道陣から他球団からのオファーの有無を問われると、「たぶん、来てても『来てて』とは言わないですよ」と思わず笑顔。「いや、来てないですけども。言わないでしょ」と続けた。