三冠王、阪神佐藤輝明内野手(27)がいざ決戦へ挑む。

「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ開幕を翌日に控えた13日、午後5時から甲子園で全体練習に参加。本番さながらのナイター照明がともる中、最終調整。「明日になればね。大事な試合なんでね、気合も入ると思います」。虎の主砲は静かに闘志を燃やした。

CSファイナルステージを戦った23年と25年はいずれも3連勝で日本シリーズに進出。昨季はDeNA相手に、11打数5安打の打率4割5分5厘、5打点。第3戦では先制3ランを決めた。「それはもうね、毎試合勝つつもりで。当たり前にやりたいなと思いますけど」。泰然自若で準備を進めてきた。今年もスイープ再現で一気にシリーズを突破する。

14日の第1戦はDeNA平良が先発。今季13打数無安打と抑え込まれてきた。それでも「いや、もうそれはね、しっかり準備していくだけなんで」。今季は打率3割6厘、39本塁打、106打点で史上9人目(通算13度目)の三冠王に輝いた男。レギュラーシーズンの借りはきっちり返す。

この日はみっちり2時間、汗を流した。右から左へ強い浜風が吹く中、佐藤は次々と外野に打球を運んだ。タテジマを着こなし、本番さながらの緊張感。2日連続で報道陣をシャットアウトし、サインプレーなどの最終確認を行ったとみられる。背番号8はリーグ連覇を果たしてなお、緊張を緩めることはない。【村松万里子】